冬の登山に興味はあるけれど、
寒さや雪の怖さを考えると一歩が踏み出せない。
「体力に自信がない60代の私が、
冬山ソロ登山なんて本当に大丈夫?」
そんな不安を感じたことはありませんか。
はじめに
私は現在60歳。
登山歴4年目で、今では冬山にも挑戦していますが、
最初の冬は「怖い」という気持ちでいっぱいでした。
この記事では、
私が冬山で感じた怖さをもとに、
「進む・止まる・引き返す」をどう判断しているかを
3つのリスクに分けて整理しています。
見えなくなる恐怖「ホワイトアウト」
「雪山って、天気が急に変わるって聞くけど…
真っ白になったら、どうすればいいの?」
私の体験:5m先が消え、足がすくんだ瞬間

山形県・蔵王山を登ったときのことです。
天候が徐々に崩れ、気づいた瞬間には視界が真っ白。
※この写真は6月中旬のものですが、
雪山では一瞬で同じ状況になります。
5m先も見えず、
「今進んでいる方向は本当に合っているのか?」
という不安で、足が止まりました。
このとき一番怖かったのは、
「判断を誤れば戻れなくなるかもしれない」という感覚でした。
対策:ホワイトアウト時に私が必ず守っていること
★重要なのは
「ホワイトアウト時は5分以上進まない」と自分ルールを決めること。
私は 迷いが出たら無理に進まず、その場で立ち止まると決めています

命にかかわる「低体温症」

(南沼キャンプ場から忠別岳避難小屋までの稜線)
冬山で最も怖いのは、実は滑落より低体温症ですが
この写真の山では 7月中旬という時期に低体温症の事故が起きています。
冬だからといって熊のリスクがなくなるわけではありません。
暖冬や低山では、冬でも熊が目撃されるケースがあります。
👉 冬でも熊は出る?冬山・低山で熊に遭う可能性と注意点
私の体験:風にさらされて手が動かなくなる
冬の登山で、風が強い日。
気温は−5度ほどでも、強風が加わると体感温度は−15度近く。
気がつくと、手がかじかんでザックのファスナーも開けられない状態に。
軽い症状でも、思考力の低下・震え・動けなくなるなど、非常に危険です。
対策:60代女性が意識したい防寒の基本
私が徹底しているのは以下です。
• レイヤリング(重ね着)を前提に考える
• 風を完全に遮るアウターを必ず持つ
• 行動中でもすぐ着られる防寒着をザック上部に入れる
特に「止まった瞬間に着る」が重要です。
道迷い・下山トラブル
登りよりも危険なのが、実は下山です。
その多くは、出発前の準備や判断不足が原因になります。
知人の実話:下山ルートを外れて夜を越した60代女性
知り合いの女性(60代)が冬山に入ったときの話。
下山時、分岐でコースを間違え、予定と違う尾根を下ってしまったそうです。
結局、戻る体力もなく、ツェルト(簡易テント)で一夜を明かすことに。
幸い無事でしたが、もう少し気温が低ければ危険だったと話していました。
私が持ち歩いているツェルト⬇️
傘は休憩中に少しの風よけに利用


特に下山時は「気が緩みやすい」ので、意識を高く保つことが命を守ります。
対策:下山こそ慎重に
- 下山開始時間を事前に決める
- 体力が残っていても、無理をしない
- 「行けそう」ではなく「戻れるか」で判断する
★冬山では
引き返す判断=失敗ではありません。
まとめ:判断基準があれば、怖さに振り回されない
冬山のリスクはゼロにはなりません。
それでも、事前に準備し、
自分なりの判断基準を持っていれば、
怖さに流されにくくなると感じています。
冬山は確かにリスクがあります。
でもその多くは、事前準備と判断基準で減らせます。
冬山ソロ登山では、装備や知識があっても、出発前の判断ひとつで安全性が大きく変わります。
下山トラブルを防ぐために、山に入る前30分で確認できるチェックをまとめました。
👉 🗾【チェックリスト】登山前30分で確認|
冬山ソロ登山で下山トラブルを防ぐ最終確認10項目






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