📖I【体験談】ソロ登山の「孤独」と「恐怖」|60代女性が山で自分と向き合い、安全につなげている方法

60代女性ソロ登山|危険回避・安全登山

はじめに|一人で山に入るとき、ふと怖くなる瞬間

一人で山に入り、ふと足音が止まった瞬間の「シーン」とした静寂。

熊の気配や、道迷いへの不安が襲ってくることはありませんか?

一人で歩いていると、

自分の足音だけが一定のリズムで聞こえます。

ザックが揺れる音。

息遣い。

靴が地面を踏む感触。

でも、ある瞬間——

すべての音が消えることがあります

ふと立ち止まったとき、

風もない。

鳥の声もしない。

山が、急に「静かすぎる」。

そのとき胸の奥に、

言葉にしにくい怖さが広がりました。

熊かもしれない。

気のせいかもしれない。

怖がりすぎたくない自分もいる。

恐怖は「安全を守るためのセンサー」と考える

• 怖がることは恥ずかしいことではなく、リスクを察知する大切な能力。

• 「怖い」と感じた時こそ、装備の再確認や周囲の観察を丁寧に行うスイッチにする。

ソロ登山では、

こうした「一瞬の怖さ」と

何度も向き合うことになります。

56歳で登山を始め、経験を重ねても「怖い」は消えなかった

私は56歳で登山を始めました。

少しずつ距離を伸ばし、

経験を積み、

多くの山を歩いてきました。

それでも、

今でも「怖い」と思う瞬間はあります。

経験を積めば、

怖さが消えると思っていた時期もありました。

でも実際は違いました。

怖さは、経験では消えません。

むしろ、

経験を重ねるほど

「何が起こり得るか」を知ってしまう分、

怖さは形を変えて残ります。

足音が消えた瞬間の「完全な静寂」

一人で歩いていて、

立ち止まった瞬間に訪れる

あの、張りつめた静けさ。

振り返りたくなる。

でも、振り返るのも怖い。

「気のせいだろう」

そう思いたくなる自分と、

「何かおかしい」と感じる自分。

以前の私は、

この違和感をやり過ごしていました。

でも今は、

はっきり決めていることがあります。

判断ルール①

「違和感を感じたら、必ず一度止まる」。

進みながら考えると、

判断は必ず雑になります。

だから私は、

この静けさを感じたら

必ず立ち止まるようにしています。

深呼吸をして、

音を出して、

自分の判断を取り戻す。

. 私が山で実践している「心の落ち着かせ方」

五感を意識的に使う: 遠くの景色を見る、冷たい空気を深く吸うなど、意識を「不安」から「現在」に戻す。

自分に声を出す: 「大丈夫、落ち着いて」「ここで一旦お茶を飲もう」と独り言を言うことで、客観的な自分を取り戻す。

怖さは、

止まる理由になっていい。

そう思います。

見通しの悪い場所で感じる「距離が縮む怖さ」

笹薮。

沢沿い。

カーブの先が見えない登山道。

頭では

「ここは注意が必要」と分かっていても、

足は無意識に前へ出てしまいます。

「すぐ抜けるから」

「大丈夫だろう」

でも、

こういう場所こそ

距離が一気に縮みます。

私は、経験を重ねた今でも

こうした場所では怖さを感じます。

判断ルール②

「怖い場所では、スピードを落とす」。

怖いときほど、

人は早く動いてしまいます。

だから私は、

あえて歩幅を小さくし、

音を出し、

曲がり角の手前で一度止まります。

怖さは、

スピードを調整するための合図。

そう捉えるようになってから、

焦りは減りました。

「ここで倒れたら誰も来ない」という孤独

誰ともすれ違わない日。

電波も不安定。

風の音だけが聞こえる。

自由で、静かで、

好きなはずのソロ登山。

でも、ふと頭をよぎるのは、

「もし、ここで何かあったら——」

助けを呼べない。

相談できない。

決めるのは、すべて自分。

この孤独こそが、

ソロ登山で一番重く感じる怖さでした。

判断ルール③

「一人で決める日は、早めに引き返す」

誰かがいれば、

「やめた方がいい」と言ってもらえたかもしれない。

でもソロでは、

その声は自分で用意するしかありません。

だから私は、

不安を感じたら理由を探さず、

早めに引き返すことにしています。

早く戻る判断ほど、

実は一番勇気が要ります。

怖さは、消さなくていい

ソロ登山の怖さは、

弱さではありません。

私にとって怖さは、

判断を間違えないための感覚です。

  • 違和感を感じたら止まる
  • 怖い場所ではゆっくり進む
  • 一人のときは早めに引き返す

このルールがあることで、

私は今も山に向き合えています。

👉安全登山に必要なリストを分かりやすく

解説、PDF 記載されています。

まとめ|怖さと一緒に、山を歩く

怖さを消そうとしなくていい。

無理に強がらなくていい。

怖さに気づき、

立ち止まり、

行動を変える。

それが、

60代の私が続けている

安全なソロ登山のかたちです。

もし今、

一人で山に入ることに

少しでも不安を感じているなら。

それは、

あなたが真剣に山と向き合っている証拠です。

怖さは、

あなたを守ろうとしています。

山で孤独を感じ、怖くなったとき。

私は、家で待っている相棒の顔を思い出します。


ハヌル
ハヌル

待ってるよ

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