引き返すのは早すぎた?|私が「戻る」と決めた瞬間の判断基準

60代女性ソロ登山|危険回避・安全登山

山を歩いていると、

「ここで引き返すのは早すぎるかな」

そう迷う瞬間があります。

体力はまだある。

時間にも余裕がある。

天候も悪くない。

条件だけを見れば、

進めそうに見える日ほど、

引き返す判断が一番難しい と感じています。

この記事では、

私が実際に

「進めたかもしれない状況」で

引き返すと決めたときの判断と、

そのあとに感じたことを整理します。

引き返す理由が「弱い」と感じていた

その日は、

はっきりした危険があったわけではありません。

熊の姿を見たわけでもなく、

獣臭が強かったわけでもない。

ただ、

・人の気配がなくなった

・音が吸い込まれるように感じた

・歩いていて落ち着かない

そんな、説明しにくい違和感がありました。

それでも私は、

「この理由で引き返すのは大げさでは?」

と、自分の判断を疑っていました。

引き返す理由が

はっきり説明できないこと が、

一番の迷いだったのだと思います。

「進める理由」ばかり集めていた自分

立ち止まって考えると、

頭の中では

進む理由ばかりを探していました。

・ここまで来た

・天気は安定している

・予定より早い

こうした理由を並べるほど、

「引き返す」という選択肢が

どんどん遠のいていきます。

でもその時、

「進みたい理由」と同じくらい、

「不安を感じている事実」 も、

確かにありました。

進める条件がそろっていることと、

安心して進めるかどうかは、

必ずしも同じではない。

あとから振り返って、

そう感じました。

戻ったあとに分かった「判断は間違っていなかった」

最終的に、

私は引き返しました。

下山している途中で、

「やっぱり進めたかもしれない」

と一瞬思ったのも事実です。

でも、

時間が経つにつれて感じたのは、

戻ったことで気持ちが軽くなった

ということでした。

もし進んでいたら、

不安を抱えたまま歩き続けていたと思います。

結果的に、

何も起きなかったとしても、

「不安な状態で進まなかった」

その判断自体が、

自分を守る行動だったと感じました。

熊が人里や低山に近づく背景についてはこちら

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まとめ

引き返す判断は、

「失敗」や「弱さ」ではありません。

進める条件がそろっている日ほど、

自分の違和感を無視してしまいがちです。

でも、

不安を感じた時点で立ち止まれるかどうか。

その判断ができること自体が、

安全につながっていると感じています。

山では、

進まないことで守れるものもあります。

「戻る」という選択肢を、

最初から持っておくこと。

それが、

50代・60代のソロ登山で

自分を守る大切な判断だと思っています。

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