冬の山、怖くないですか?
こんにちは。60歳、登山歴4年のソロ登山者です。
運動とは縁遠い人生を送ってきましたが、56歳で初めて山を歩いてから登山に夢中になり、47都道府県100名山を制覇しました。
今でも、2年前の大雪山縦走での転倒による膝の後遺症と付き合いながら、山に登っています。
そんな私でも、冬山登山には今でも「不安」を感じます。
でも実は、その不安こそが命を守ってくれる一歩。
今回は、冬山登山の「不安」を「安心」に変えるために、私が実際に行っている5つの準備をご紹介します。
冬山登山に不安を感じるあなたへ
「冬は滑るのでは?」「誰にも会わなかったら?」「熊が出たらどうしよう…」
そんな不安を抱えるのは、あなただけではありません。私もずっとそうでした。
でも、ちゃんと準備すれば大丈夫。
大切なのは「何が不安かを自分で知り、備えること」。
冬山登山は、“準備の質”で安全が決まる登山だと実感しています
不安を安心に変える!私の冬山準備 5選
足元の不安にはチェーンスパイクを【凍結・滑り対策】
私が一番初めに不安を感じたのが「足元」でした。
冬の低山でも、霜や氷で木の根や石段が凍りついてツルツル滑るんです。
初めてチェーンスパイクを使ったときの安心感は、今でも覚えています。
「装備ひとつで、ここまで変わるのか」と感動しました。
🧊 おすすめポイント:
- 軽量&脱着が簡単
- 標高300m〜でも効果あり
- 朝の時間帯ほど滑りやすいので、早めの出発には必須‼️
- 👇チェーンスパイクレンタル
やまどうぐレンタル屋さんは最安値 ¥2455〜
私が実際に使って「これは冬山で必須!」と感じたチェーンスパイクはこちら👇
元々 慎重派でペースゆっくりの為 転倒は今の所一度もありません☺️
冬山の手は細かい作業が苦手。簡単に装着できます
(※初心者でも着脱簡単・標高300mでも効果あり)

熊との遭遇を避ける“音の工夫”【熊鈴+ラジオ】
冬は雪が音を吸収するので、熊鈴が聞こえにくくなります。
私は高音と低音が交互に鳴る熊鈴に加え、小型ラジオをポケットに入れて歩いています。
特に沢沿いやガスった日など、静かな場所で「存在を知らせる音」があると安心です。
🔔 私の装備:
- mont-bell熊鈴🐻 一般的にベルタイプが多いと感じますが 私は🐻顔が好きで 最初に買ったお気に入り (中央は大雪山縦走に買い足し。内心 怖かった)

- 小型ラジオ(AM/FM両対応・非常時にも使える)
- 登山者の多くはこのタイプ
登山計画を誰かに伝える【登山届・位置共有アプリ】
これは**“熊より大事”**と言っても過言ではありません。
ソロ登山は何かあったとき、誰かに探してもらえるかどうかが生死を分けます。
私は登山前に必ず「YAMAP」で登山計画を作成し、家族や友人に共有しています。
もしもの備えにココヘリ会員です。
📱 おすすめアプリ:
- ココヘリ(GPSログ)
- YAMAP(登山届・安否確認)
ココヘリ【公式】

行動時間は「午前集中・午後下山」が基本
私のルールは「15時下山」です。
理由は3つ:
- 日没が早い(ヘッドライト頼りは危険)
- 熊の活動が夕方に増える
- 気温が下がり、路面が再凍結する
無理せず、午前中にピークを越え、午後はゆっくり下山。
冬山では「焦らない・急がない」が鉄則です。
「無理はしない」を決めておく【心の準備が一番大切】
私が学んだ一番大きなことは、「引き返す勇気」が命を守る、ということです。
特に冬は、「今日は違うな」と思ったら躊躇せず中止します。
自分のカンを信じて、無理に進まない。それがベテランよりも大切な判断だと思っています。
まとめ|不安があるから、準備できる
冬の山は、美しくて静かで、心を癒してくれる場所です。
でも同時に、一歩間違えると命の危険がすぐそこにある。
だからこそ「不安を放置しないこと」が何よりの安全対策。
私もまだまだ経験不足な部分がありますが、だからこそ「準備と判断」で山を楽しんでいます。
あなたの冬山登山が、どうか安心で、穏やかな時間になりますように。
怪我や野生動物へも危険回避アドバイスはこちら👇




コメント