まずは結論です。山に入る前にこの7つをチェックすれば、熊との遭遇リスクは下げられます👇
はじめに|「熊が怖い」と感じるのは、あなただけではありません
下の写真は 今年9末 弟子屈町を訪れた時の熊出没マップ。

この記事では、50代・60代の女性ソロ登山者が熊に遭遇しない確率を上げるための行動ルールを7つにまとめました。
日帰り低山〜テント泊まで、今日からすぐ実践できる内容だけに絞っています
「熊なんて滅多に出ないでしょ?」!
そう思っていた50代の私は、ある日 “獣臭” を感じた瞬間、一気に血の気が引きました。
さらに、テント泊の夜。
暗闇の中で「バキッ」と枝が折れ、何かが確実に近づいてくる音——。
ヘッドライトを消して息を潜めたあの緊張は、今でも忘れられません。
この体験から私が学んだのは、
「熊対策は特別な装備より、日常的な行動の積み重ね」だということでした。
熊が出やすい時間帯・季節を知る
熊が最も行動的になるのは、**9月〜11月(冬眠前)**と、雪が積もる前の初冬です。
餌が減る時期は、人里や登山道近くまで探しに来ることがあります。
特に低山(500〜1,500m)は餌場が多く、遭遇リスクが上がりやすいと感じます。
✅ 今日からできる1行
「9〜11月と初冬は“熊が動いている前提”で行動計画を立てる」
熊が近くにいるサインを覚える
私が体験した「獣臭」も同じですが、
私が遭遇しかけた時も、まず匂いでした。
- 獣臭(シカや馬の匂い+土の匂いに近い)
- 新しい糞
- 斜面の土が掘り返されている
- ペットボトルを握り潰したような咆哮音(低い)
これらが出たら その場から静かに離れる が正解。
匂いがわからなくても、掘り返しや糞があれば同じ判断をしてください
✅ 今日からできる1行
「獣臭・糞・掘り返しを見たら、理由を探さず静かに離れる」
見通しの悪い場所ではどう動くか
遭遇は “気付く前に距離が近い” ことが最大のリスク。
特に危険なのは…
- 曲がり角
- 謎の獣道
- 岩影
- 薮で視界が遮られる地帯
- 沢沿い(音が吸われる)
➡️歩き出す前に必ず音を出す
✅ 今日からできる1行
「曲がり角や薮に入る前は、必ず一度立ち止まって音を出す」
音で存在を知らせる
沈黙して歩くと最も危険なので、私は以下をセットで使用しています。
・熊鈴(1つではなく“音色の違う2つ”)
・ホイッスル(笛)
・休憩中も「無音時間を作らない」
✅ 今日からできる1行
「歩き出す前・立ち止まる前後に、必ず“人の気配”を出す」
匂い管理を徹底する
私自身、
「これをしていれば大丈夫」と思い込んで
判断を遅らせたことがあります。
安心できる行動ほど、
判断を止めてしまうことがあると感じています。
👉実際に失敗した体験は、
【熊対策で「やってはいけなかった」7つの失敗】で
まとめています。
女性はリップやハンドクリームなど匂いアイテムが多いので要注意。
私は…
- 食べ物 → ジップロック + 匂い袋
- 化粧品 → ジップロック2重
- テント泊 → 食料は木に吊るす or 避難小屋のフードロッカー
✅ 今日からできる1行
「食べ物と匂い物は“熊を呼ぶ前提”で完全に分離する」
テント設営場所の考え方
テント場の選び方で熊遭遇率は大きく違います。
笹薮は絶対避ける
動物の通り道(獣道)から離す
水場の近くには張らない
最低でも“周囲20mに見通しがある場所”

大雪山 トムラウシ山 〜 黒岳 縦走 (南沼キャンプ場にて)
2023年8月31日〜9月3日(4日間)
※テント泊しない方は読み飛ばしてOK
✅ 今日からできる1行
「テントは“見通し・人目・獣道からの距離”を最優先で選ぶ」
万が一の退避方法
👉【冬の山で“熊の痕跡”を見抜く方法|60代ソロ登山女子が知っておくべき足跡・掘り返し・巣穴の特徴】
※熊の対応は状況で変わります。迷ったら、まず距離を取って立ち去るのが基本です。
※自治体・環境省・山域の注意喚起が最優先です。
実際の熊対処は非常にシンプルです。
▶ 逃げない
走ると追われます。
▶ 背を向けない
後退しながら距離を取る。
▶ 最終手段は「落ち着いて自分を大きく見せ、ゆっくり後退」(※状況による)
子連れ(母熊)の可能性がある時は、特に距離を取ることを最優先します。
✅ 今日からできる1行
「迷ったら“近づかず・走らず・その場を離れる”を最優先する」
私が学び、指導を受けた範囲での一般的な対応です。
まとめ
熊対策というと、鈴やスプレーといった装備に目が向きがちですが、実際には「行動・時間帯・判断」の積み重ねが、熊に遭わないための最大の対策になります。
特に50代・60代のソロ登山では、体力や判断スピードを若い頃と同じように考えないことが、安全につながります。
熊の気配を感じたときに無理をしない、違和感があれば引き返す、事前にリスクを想定しておく──こうした判断ができるかどうかが、熊との距離を決めます。
ここで紹介した対策を一つずつ意識しながら、自分に合った登山スタイルを整えていくことが、安心して山を楽しむための近道です。
熊対策は装備だけで完結するものではなく、行動や判断の積み重ねが重要です。
特に50代・60代のソロ登山では、無理をしない判断が熊に遭わない最大の対策になります。






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