単独行で山に入っていると、
大きな事故ではないけれど、
「少し困った」「想定外だった」
という小さなトラブルが起きることがあります。
誰かがいれば
「ちょっと待って」
「これどう思う?」
と確認できる場面でも、
一人だと、すべて自分で判断しなければなりません。
この記事では、
私が単独行中に経験した
小さなトラブル と、
その時に感じた
一人で判断する難しさ を振り返ります。
「大したことない」と思ったトラブル
そのトラブルは、
一見すると大事ではありませんでした。
・装備の一部が使いにくくなった
・予定していたルートで少し迷った
・思ったより時間がかかった
どれも、
「致命的ではない」
「よくあること」
と言える内容です。
でも、
一人で向き合っていると、
小さなズレが積み重なっていく感覚
がありました。
誰にも確認できないことで判断が揺らぐ
単独行で一番困るのは、
判断を共有できないことです。
・このまま進んでいいか
・立ち止まるべきか
・引き返すほどではないか
誰かがいれば、
言葉にするだけで
考えが整理されることもあります。
でも一人だと、
頭の中で同じ考えを
何度も繰り返してしまい、
判断が堂々巡り になります。
この状態が続くと、
行動そのものが遅れ、
不安も増していきました。
トラブルそのものより「判断が遅れること」が怖かった
あとから振り返って思うのは、
トラブル自体よりも、
判断が止まってしまった時間
の方が怖かったということです。
何かが起きたとき、
すぐに決めて動ければ、
大きな問題にならないこともあります。
でも単独行では、
「自分の判断は正しいのか」
と考え始めた瞬間に、
動きが止まりやすくなります。
その日は、
早めに行動を切り上げ、
下山しました。
結果的に、
「大事になる前に終わらせた」
という判断だったと思っています。
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まとめ
単独行では、
トラブルを避けること以上に、
どう判断するか が重要になります。
小さな違和感やトラブルを
「大丈夫」と流さず、
早めに区切りをつける。
それができるかどうかで、
その日の山行は
大きく変わると感じています。
一人で山に入るからこそ、
無理をしない判断、
迷ったら引き返す判断を
最初から選択肢に入れておく。
それが、
単独行を続けるための
現実的な向き合い方だと思っています。




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